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綜説
前立腺癌に対するホルモン療法の現状と将来展望
Current strategies and future directions of hormonal therapy for prostate cancer
鈴木 啓悦
1
Hiroyoshi Suzuki
1
1千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学
1Department of Urology,Graduate School of Medicine,Chiba University,Chiba,Japan
キーワード:
前立腺癌
,
ホルモン療法
,
オーダーメイド医療
Keyword:
前立腺癌
,
ホルモン療法
,
オーダーメイド医療
pp.375-389
発行日 2007年5月20日
Published Date 2007/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101202
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要旨 前立腺はアンドロゲンの標的臓器であり,前立腺癌患者においてアンドロゲン作用の低下を中心としたホルモン療法が広く使用されている。転移病期で第一選択であるのはもちろん,早期・中期癌の補助・併用療法などとして重要な治療手段となっている。さらに,新規薬剤の開発によってホルモン療法の治療様式の組み合わせは多岐にわたってきている。さらに最近では,アンチアンドロゲン交替療法など二次ホルモン療法や間欠的ホルモン療法についても報告されてきている。本稿では,各種ホルモン療法の役割・位置付けと使用方法など現状について整理するとともに,今後のオーダーメイド医療への将来展望を踏まえて概説した。
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