増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!
5.腫瘍外来(外来化学療法)
44.副腎腫瘍—肺転移を伴う副腎皮質癌の患者です。
湯浅 健
1
1がん研有明病院泌尿器科
pp.174-177
発行日 2015年4月5日
Published Date 2015/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205250
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Point
●副腎皮質癌の治療として外科的切除が最も有効な治療法と思われる。
●副腎毒ともいわれるミトタンが唯一,承認されている薬剤。術後補助療法としても有効とされる。ただし,有害事象も強く,有効血中濃度と毒性発現濃度との間隔が狭いため投与量の調整が必要。
●副腎皮質癌有転移症例では,転移巣が少ない場合には可能であれば外科的切除および術後ミトタン補助療法,そうでない症例では抗癌化学療法との併用治療(EDP-M療法)を考慮する。
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