今月の主題 内分泌疾患診断の進歩
診断のすすめ方
副腎皮質
安田 圭吾
1
,
奥山 牧夫
1
,
三浦 清
1
1岐阜大第3内科
pp.501-505
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207149
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副腎皮質ホルモンの分泌過剰をきたす代表的疾患は,原発性アルドステロン症,クッシング症候群および副腎性器症候群で,副腎皮質の全般的機能低下をきたす疾患はアジソン病である.これらの疾患の診断で最も大切なことは,注意深い病歴の聴取,臨床所見の把握であり,これに加え内分泌機能検査として,対照時およびフィードバック機構を応用した血中および尿中ホルモン値やその変動の把握である.
本稿では上記の代表的疾患の診断について,一部周辺疾患の鑑別とともに自験例を含めて解説する.
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