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特集 小児泌尿器科内視鏡手術“最前線”—適応とコツ
Ⅱ.尿路疾患に対する腹腔鏡下手術
腹腔鏡下膀胱拡大術—臍単孔式プラス5mmポート1本
Laparoendoscopic single-site augmentation enterocystoplasty—With a additional 5 mm port
坂本 亘
1
,
西原 千香子
1
,
仁田 有次郎
1
Wataru Sakamoto
1
,
Chikako Nishihara
1
,
Yujiro Nitta
1
1大阪市立総合医療センター小児泌尿器科
キーワード:
腹腔鏡
,
単孔式
,
膀胱拡大
Keyword:
腹腔鏡
,
単孔式
,
膀胱拡大
pp.162-168
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205161
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要旨 5mmポート1本を追加した臍からの単孔式腹腔鏡下回腸利用膀胱拡大術を概説する。臍底部に2.5cmの切開を置き,単孔用アクセスポートを留置する。腹腔鏡下に,臍切開層から必要な回腸を体外へ引き出し,体外で遊離回腸を作成,遊離回腸の内腔洗浄後,脱管腔し,U字型に縫合する。遊離回腸を体内に戻し,再び腹腔鏡に戻り,腹腔鏡下に膀胱を大きく冠状切開し,遊離回腸と切開膀胱壁を縫合する。本法の創部は最小限度に小さくまた目立たず,そのうえ,腸管の処理が体外で行えるメリットは大きいと考えられる。
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