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特集 小児泌尿器科内視鏡手術“最前線”—適応とコツ
Ⅲ.性腺疾患に対する腹腔鏡下手術
非触知精巣症例に対する腹腔鏡下手術—ストラテジーと手術手技
Laparoscopic treatment for impalpable testes—Strategy and technique
内藤 泰行
1
,
山田 恭弘
1
,
藤原 敦子
1
,
沖原 宏治
1
,
三木 恒治
1
,
河内 明宏
2
Yasuyuki Naitoh
1
,
Yasuhiro Yamada
1
,
Atsuko Fujihara
1
,
Koji Okihara
1
,
Tsuneharu Miki
1
,
Akihiro Kawauchi
2
1京都府立医科大学泌尿器科学教室
2滋賀医科大学泌尿器科学講座
キーワード:
非触知精巣
,
遺残精巣
,
腹腔鏡下精巣摘除術
Keyword:
非触知精巣
,
遺残精巣
,
腹腔鏡下精巣摘除術
pp.169-173
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205162
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要旨 非触知精巣症例に対して腹腔鏡検査を施行し,精巣無発生と判断されれば検査を終了する。腹腔内精巣で低位であれば引き続き腹腔鏡下精巣固定術を,高位であれば二期的Fowler-Stephens法を選択している。腹腔内に精巣が確認されず,内鼠径輪に向かって精管と貧弱な精巣血管が走行する場合には,鼠径部や外性器部に切開を加えることなく,腹腔側から鼠径管内を検索し,遺残精巣(testicular nubbin)を摘出する。今回,非触知精巣に対する腹腔鏡下手術について,広く行われている手技を紹介するとともに,1992年より当科で独自に立てたストラテジーに従い施行してきた腹腔鏡下遺残精巣摘除術についても紹介する。
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