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特集 小児泌尿器科内視鏡手術“最前線”—適応とコツ
Ⅱ.尿路疾患に対する腹腔鏡下手術
膀胱尿管逆流に対する腹腔鏡下逆流防止術(膀胱外アプローチ)
Laparoscopic ureteral reimplantation:extravesical approach
黒川 覚史
1
,
林 祐太郎
2
Satoshi Kurokawa
1
,
Yutaro Hayashi
2
1名古屋徳洲会総合病院泌尿器科
2名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野
キーワード:
膀胱尿管逆流
,
腹腔鏡下手術
,
膀胱外アプローチ
Keyword:
膀胱尿管逆流
,
腹腔鏡下手術
,
膀胱外アプローチ
pp.156-160
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205160
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要旨 膀胱尿管逆流(vesicoureteral reflux:VUR)に対する手術療法として,膀胱内アプローチによるCohen法やPolitano-Leadbetter法,膀胱外アプローチによるLich-Gregoir法が一般的である。膀胱外アプローチによる腹腔鏡下逆流防止術は,術後の血尿や膀胱刺激症状が少ないというメリットがある。さらに,経腹膜的に膀胱尿管移行部へ到達するため,他疾患で経腹膜的な腹腔鏡手術に慣れた者にとっては手術導入しやすいというメリットもある。
本稿では,Lich-Gregoir法に基づいた膀胱外アプローチによる腹腔鏡下逆流防止術について,われわれが行っている方法を述べる。
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