手術症例報告
術中内視鏡で腸重積を整復し 単孔式腹腔鏡手術を行った横行結腸脂肪腫の1例
野澤 雅之
1
,
和田 英俊
1
,
佐藤 正範
1
,
小野田 貴信
1
,
渡邊 貴洋
1
,
松山 温子
1
1浜松医科大学一般内視鏡外科
キーワード:
成人腸重積
,
単孔式
,
腹腔鏡
Keyword:
成人腸重積
,
単孔式
,
腹腔鏡
pp.1677-1681
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000414
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成人腸重積症は比較的まれな疾患であり,その原因は器質的疾患による場合が多く,病変の切除が治療の原則となる。近年,消化管手術に腹腔鏡手術を選択する施設が増えているが,腸重積症に対する腹腔鏡手術の可否に関しては一定の見解が得られていない。今回われわれは,横行結腸脂肪腫が原因の成人腸重積症に対して術中に大腸内視鏡により腸重積を整復し,単孔式腹腔鏡手術を施行した1例を経験したので報告する。
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