知っていると役立つ泌尿器病理・35
症例:80代・男性
清水 道生
1
,
村田 晋一
2
1埼玉医科大学国際医療センター病理診断科
2和歌山県立医科大学人体病理学教室/病理診断科
pp.107-110
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205151
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症例:80代・男性
数か月前から全身倦怠感,排尿困難などがみられたが放置していた。今回,尿閉のために来院し,恥骨上カテーテルが留置された。その後,病状が急変し,入院3日目に死亡したため病理解剖(剖検)が施行された。前立腺の肉眼所見として,結節性病変が癒合する形で広範囲に認められた。図1〜3は剖検時にみられた前立腺病変の代表的な組織像である。
1.病理診断は何か。
2.診断確定に有用な特殊染色や免疫組織化学は何か。
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