知っていると役立つ泌尿器病理・37
症例:10代・男性
清水 道生
1
,
村田 晋一
2
1埼玉医科大学国際医療センター病理診断科
2和歌山県立医科大学人体病理学教室/病理診断科
pp.323-326
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205315
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症例:10代・男性
尿閉および発熱が出現したため来院し,触診にて前立腺の腫脹がみられた。MRIにて前立腺部に腫瘤が認められたため,経直腸的に針生検を施行し,同時に経尿道的に前立腺腫瘍を可及的に切除した。図1〜3は可及的に切除された前立腺病変の代表的な組織像である。
1.鑑別診断を挙げよ。
2.免疫組織化学では腫瘍細胞はdesminに陽性であった。考えられる病理診断はなにか。
3.免疫組織化学で,desmin以外で診断確定に有用と考えられるものを挙げよ。
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