画像診断
膀胱後方腫瘍を疑われた回腸平滑筋肉腫
大井 好忠
1
,
北川 敏博
,
川原 元司
1鹿児島大学泌尿器科学教室
pp.266-268
発行日 1989年3月20日
Published Date 1989/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204949
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患者 71歳,男性。
主訴 頻尿,下腹部不快感。
初診 1988年7月15日。
既往歴 1984年外痔核手術
家族歴 特記することはない。
現病歴 数年にわたって下腹部圧迫感ならびに不快感があり,時に便秘していた。最近,頻尿,とくに夜間頻尿を自覚し某医を受診し,下腹部腫瘤を指摘され来院した。前医の注腸透視の結果,直腸・S状結腸が圧排されていた。精査,治療のために入院した。
検査所見 血液一般正常。血液生化学検査はLDH 510W-Uを除いては異常なく,血中腫瘍マーカー正常範囲内。尿細胞診クラスⅡ。尿所見正常。尿路単純撮影,IVPで腎・尿管には異常を認めない。
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