Japanese
English
講座 泌尿器手術に必要な局所解剖・3
Ⅰ.腎臓—C.血管(1)
Regional Anatomy for Operative Surgery of Genito-urinaly Organs・3 Ⅰ.Kidney C.Blood Vessels
佐藤 達夫
1
Tatsuo Sato
1
1東京医科歯科大学医学部解剖学第2講座
1Second Department of Anatomy,Faculty of Medicine,Tokyo Medical and Dental University
pp.781-786
発行日 1988年9月20日
Published Date 1988/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204823
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腎は大きさに不相応の太い血管を持っている。極端な見方をすれば,腎は大動静脈の付属器官と考えることもできよう。これは腎の機能からして当然のことであるし,さらに腎の場合,腎動脈が肺における気管支動脈や肝における肝動脈のような栄養血管も兼ね備えているのである。今回は腎の局所解剖で最重要の血管,とくに動脈の総論的事項について記述しておく。変異と腎内分布ならびに静脈については次回に譲ることにしたい。
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