画像診断
左上腹部痛を主訴とした後腹膜腫瘤
大原 正雄
1
,
吉田 和弘
1
,
稲田 文衛
1
1日本医科大学泌尿器科学教室
pp.280-282
発行日 1988年3月20日
Published Date 1988/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204710
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患者 69歳,女性(主婦)。
主訴 左上腹部痛。
初診 1986年11月10日。
既往歴 高血圧,66歳時より降圧剤服用中。
家族歴 弟が肝癌にて死亡。
現病歴 1986年11月3日,主訴が出現し近医を受診した。当科紹介時,IVUで左腎上部腫瘤を認め,それが左腎を下方に圧排する像を認めた。1986年12月5日精査目的で入院した。
検査所見 血液一般,血液生化学検査で異常を認めず。血中腫瘍マーカー,血中・尿中ホルモン諸検査において異常なし。
副腎シンチグラム(131I-adosterol)左副腎描出されず。
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