文献抄録
間質性膀胱炎患者の膀胱壁内肥胖細胞の増加について
pp.939
発行日 1987年11月20日
Published Date 1987/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204603
- 有料閲覧
- 文献概要
間質性膀胱炎は主として中年女性にみられる慢性膀胱炎で,恥骨上の疼痛,頻尿,急迫排尿などを訴えるのが特徴的症状である。しかし,本疾患の発病原因はなお不明である。
本疾患において膀胱利尿筋東中の肥胖細胞の増加については既に二,三の研究報告があるが,Kastrupら(1983)の報告では,本疾患と他の慢性膀胱炎患者と比較してみると,膀胱筋東中の肥胖細胞は間質件膀胱炎では非常に増加しており,筋東中の肥胖細胞が20/mm2以上のものは,88%が本疾患であるとしている。
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.