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特集 小児泌尿器科手術
膀胱尿管逆流の手術
Antireflux Surgery: Value of Cohen Technique and Glenn-Anderson Technique for Vesicoureteral Reflux in Infants and children
妹尾 康平
1
Kohei Senoh
1
1福岡市立こども病院泌尿器科
pp.191-197
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204443
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今日,熟練した泌尿器科医によつて行われる膀胱尿管逆流の防止手術は,安定して高い成功率をおさめるようになつた。しかし,これまでに発表された手術術式は20種以上にもなるが,中には期待された成果をあげることなく,ほとんど利用されないものも多い。現時点で広く利用されている術式にはPolitano-Leadbetter法1),Paquin法2),Cohen法3),Glenn-Anderson法4), Lich-Gregoir法5)など,ならびにこれらの変法がある。著者はこれらについて各々相当数に試みたが,1981年を境にそれ以前は主としてPolitano-Leadbetter法を,それ以後はCohen法あるいはGlenn-Ander-son法を用いて来た。本稿ではGohenおよびGlenn-Andersonの手術手技を中心に述べ,他法の成績や評価についても若干触れてみたい。
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