交見室
尿失禁に対するテフロンペースト注入療法について/「21世紀の泌尿器科医の育成」を読んで
内田 豊昭
1
,
片山 喬
2
1北里大学泌尿器科
2富山医科薬科大学泌尿器科
pp.852-853
発行日 1986年10月20日
Published Date 1986/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204364
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TUR resectionistを志ざす泌尿器科医であれば,術後の一時的あるいは永続的尿失禁を少なからず経験されると思います。その治療法の一つとしてわれわれの少ない経験を報告させて頂きました。
さて石堂先生のご質問(臨泌,40巻9号,交見室)の件ですが,先生御指摘のごとく最初は会陰部から刺入していましたが,針の動きが陰嚢により制限されるため,最近の症例は図のごとくpenoscrotal,大体penis根部から刺入しております。
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