手術手技
追加発言 1
川村 猛
1
Takeshi Kawamura
1
1都立清瀬小児病院泌尿器科
pp.567-568
発行日 1985年7月20日
Published Date 1985/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204078
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小児泌尿器科領域で遭遇する尿道直腸瘻は,すべて男児鎖肛に随伴する先天性尿道直腸瘻である。宮野論文も鎖肛に伴う本疾患を中心に記述されているため筆者も対象をそれにしぼつて追加発言としたい。筆者らは約15年間に尿道直腸瘻を有する男児高位・中間位型鎖肛を40例経験してきた。手術自体は小児外科医に委ねられることが多いが,小児泌尿器科医の立場からみると,本疾患治療後の合併症は,表面に出ないminorなものを含めると決して少なくない。その観点から種々の合併症を避けるために当初よりすべての症例に関与してきたのでその経験から下記の項につき述べる。
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