Japanese
English
手術手技
尿管瘤切除術
Surgical Approaches to Ureterocele
高橋 剛
1
,
臼田 和正
2
Takeshi Takahashi
1
,
Kazumasa Usuda
2
1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室
2静岡県立こども病院泌尿器科
1Department of Urology, St. Marianna University, School of Medicine
2Department of Urology, Shizuoka Prefectural Children's Hospital
pp.283-290
発行日 1985年4月20日
Published Date 1985/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204013
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はじめに
尿管瘤は従来考えられてきたよりかなり頻度の高い疾患ではないかと思われるが,適切な診断が下されないまま尿路感染のみを慢然と治療されていることもあり得る。尿管瘤は意外と複雑な疾患であり,個々の症例でも著しく差のある所見を示すので画一的に扱われるべきものでない。以前より単純性(simple)と異所性(ectopic)に分けられているが,明確に分類できない場合もある。また用語の定義について論議も出ている1)。本稿では便宜的に,正常尿管口部にある小球状のものを単純性,それ以外の正常尿管口からはずれ,あるいははみ出し,大きく不整形のものを異所性として分類した(第1図)。
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