話題
第6回国際薬理学会に出席して
高木 博司
1
Hiroshi Takagi
1
1京都大学薬学部薬理学教室
pp.169-171
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903117
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学会は1975年7月20日から25日までヘルシンキ大学薬理学教室のPaasonen教授主催のもとに,ヘルシンキ市において開催された。大会事務当局の発表によれば,参加人員は4,000人に達し,史上空前の大会となつた。日本からの参加は210名の多数にのぼり,アメリカの640人についで第2位であり,また家族同伴の人が多く見受けられたのは,日本が経済大国(?)との印象を他の国の人々に与えたようである。第1回のストックホルム大会以来,3年ごとにプラハ,リオデジャネイロ,バーゼル,サンフランシスコとつづき,今回は北欧の森と湖の国フィンランドにおいて開催されたわけで,地域的な物珍しさ(?)もあつたせいか各国から大勢の参加があつて,大会当局は嬉しい悲鳴をあげていたようである。
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