Japanese
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綜説
泌尿器科領域における漢方応用
Clinical Application of Kampo-Medicine in Urological Disorder
会田 靖夫
1
Yasuo Aida
1
1市立岡谷病院泌尿器科
1Department of Urology, Okaya City Hospital
pp.487-495
発行日 1983年6月20日
Published Date 1983/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203585
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はじめに
近年漢方薬がエキス製剤化され健康保険の適用を受けるようになつてからその数は147種におよび,西洋医学の臨床各領域においても漢方への関心が高まり,実際の処方例も年々増加の傾向にある。泌尿器科領域で使用している処方は疾患に限つていえばそれほど多くはなく十数種に過ぎない。しかし,漢方治療は疾患そのものというより患者のおかれている全身的なstatusを重視するため,使用し得る処方は数十種におよぶことがある。筆者は純然たる漢方医ではなく,西洋医学的な立場から漢方を学んでいるところであるが,ここでは泌尿器科領域においてどのような漢方薬が使用できるか,その概略について述べる。
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