Urological Letter
サイオテーパ注入の副作用,他
pp.910
発行日 1982年10月20日
Published Date 1982/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203435
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表在性癌の治療および再発予防のためにサイオテーパを膀胱内に注入することは12年以上も行われてきている。副作用としては無気力,疲労感,嘔気および膀胱刺激症状などが報告されている。それに加えて骨髄抑制作用があるとか死亡したという報告もある。
筆者らのクリニックでは膀胱内サイオテーパ注入例のうち膀胱出血のために輸血を必要とした例や入院やホルマリンの膀胱内注入を必要とした例が4例ある。これらの4例の出血時に静脈性尿路X線撮影,尿の細胞学的検索および膀胱鏡的検査を行つたが明らかな原因を解明することはできなかつた。
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