Urological Letter
I.再発性膀胱腫瘍に5—Fu注入療法,他
pp.240,275
発行日 1979年3月20日
Published Date 1979/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202710
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膀胱腫瘍または上皮内癌の治療として膀胱内にサイオテーパを注入した患者に,血球減少が起こつた場合には,筆者らはJ.Kaufmanの薦めで5-Fuの注入法を用いてきたが,サイオテーパに匹敵する効果を挙げることができた。このように治療してきて,今までのところ薬による副作用の出た例はない。Dr.Kaufmanは,サイオテーパによる副作用が現われたと思われる例には5-Fuないしマイトマイシンの注入を薦めてくれた。しかし筆者はマイトマイシンの方の経験はない。
5-Fuの膀胱内注入量は,1週に1度500mg入りのアンプル3個分(1,500mg)宛で,8週間用いる。5-Fuもまた血小板に対する毒性があるので,1週に1度は血小板および血球数をしらべなくてはならない。
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