小さな工夫
内シャントの新しい作製法
小川 由英
1
,
北川 龍一
1
,
中山 凱夫
2
,
笠井 美彦
2
,
大場 正二
3
,
東條 静夫
3
1筑波大学臨床医学系泌尿器科
2筑波大学臨床医学系形成外科
3筑波大学臨床医学系腎臓内科
pp.695
発行日 1980年7月20日
Published Date 1980/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202990
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慢性血液透析患者の増加は著しく,長期生存者も増している。透析を気持良く行なうためにはシャントの良,不良がかなり影響する。血管が細い小児や女性では人工血管をやむなく挿入することもあるわけである1)。最近の微小血管外科の進歩は著しく1mm以下の血管吻合の開存率も非常に良くなつている。最近Lauritzen C.(1978)2)により報告され注目されているSleeve吻合を内シャント作製に応用してみたのでその手技を紹介する。
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