Urological Letter
パイロニー病の治療法/在来の方法では萎ませ得なかつたバッグ・カテーテルの処置法
pp.825,837
発行日 1978年9月20日
Published Date 1978/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202610
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最近は,過去何年間かと較べるとはるかに多くパイロニー病に関する文献が出された。パイロニーPlaque中に種々なる薬物を注入するいくつかの方法が推賞されている。針のない高圧注射器や高圧の金属注射器でスクリュー型外筒のついたものなどによる注射も報告されている。ダイアモンドの歯科用ドリルでプラクを切除する方法の報告もある。この方法は,ほとんどの例で成功している。しかし,時間が長くかかるし,あきあきするようなものである。しかし,プラクが極めて硬くて針が通らないような例には適している。筆者は外筒も金属製で,1インチ平方当り100ポンドの圧力をかけうるスクリュータイプの内筒のついた注射器を最も好んで使つている。キシロカイン・ヒアルロニダーゼの局所およびプラク中への注射と副甲状腺ホルモンの併用を2ないし4週間隔で用いている。
縦に切開し,横に縫合し,サイラステックのSmall—Carionスプリントを入れる方法,プラクの切除,そして全層皮膚の移植などはすべて最近の文献に書かれている。
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