小さな工夫
尿管手術用スプリントカテーテル
有吉 朝美
1
1福岡大学医学部泌尿器科学教室
pp.701
発行日 1976年8月20日
Published Date 1976/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202210
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尿管のいろいろな手術に際してスプリントカテーテル留置を必要とする場合が多いが,よい製品がなく困つていた。1974年以来,われわれは使いやすい尿管スプリントカテーテルの試作改良を試みてきた。昨年より武井医科光器製作所の協力を得て第1図のようなものを開発したので紹介する。
1)シリコンチューブであるため,適当に柔らかく,組織障害や,線維素,血液,塩類などの付着が少ない。したがつて使用時の疼痛,異和感,感染が少なく,3〜4週間という長期間の留置にも耐えることができる。
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