Japanese
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手術手技
腎奇形に関する手術—馬蹄鉄腎と嚢胞性腎疾患
Surgery on Renal Malformation: Horseshoe Kidney and Cystic Renal Diseases
酒徳 治三郎
1
Jisaburo Sakatoku
1
1山口大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Yamaguchi University Medical School
pp.729-736
発行日 1973年9月20日
Published Date 1973/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201671
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〔馬蹄鉄腎〕
はじめに
馬蹄鉄腎horseshoe kidneyは,両腎の下極が正中線上で癒合している先天異常で比較的よく見られる。ほかに合併症がなければ放置していてもよいが,水腎,結石,感染などの併発を伴うことが多く,この時には手術的治療の適応となることが多い。
本症の発生頻度は剖検600〜800例中1例といわれるが,泌尿器科患者のみにかぎるとその頻度は高くなり,Lowsley6)は284例中1例,またJuddらは腎手術142.6例中1例に馬蹄鉄腎がみられると述べている。
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