Urological Letter
前膀胱尿道形成術(Marshall-Marchetti法),他
pp.200,214
発行日 1969年3月20日
Published Date 1969/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200636
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旧式のMarshall-Marchetti法では恥骨の後腹膜を利用するのは困難である。またこれらの縫合の結果,軽度のものではあつたが2例の恥骨炎を経験したので,尿失禁の手術ではこの部の縫合は省略することにしてきた。
今や,膀胱内にフォーレーカテーテルを入れておき,その両側で膀胱頸部に太いクロミックカットグートで縫合する。それらを交叉させて左側の糸を筋膜の右縁に通し,右側の糸は筋膜の左側に通す。それに加えて,更に他の太いカットグートを正中線で膀胱頸部から0.5in上方で膀胱の漿膜と筋層を通して筋膜までまつすぐに持ち来たす。これらの3縫合で尿道が延長される。
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