Japanese
English
症候群事典 M
Marshall-Smith syndrome
Marshall-Smith syndrome
渡邉 暢浩
1
,
村上 信五
1
1名古屋市立大学医学部耳鼻咽喉科
pp.174
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100397
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定義・概念
1971年,Marshallら1)が初めて報告した症候群で,新生児・乳児期の過成長症候群の1つであり,これまで20例ほどの報告があるにすぎない稀な疾患である。根本的には生下時に骨年齢が亢進,早期成熟しているにもかかわらず,その後の成長遅滞がある。特徴的な顔貌として,広い前額,狭い眼窩に伴う眼球突出,鼻尖が上を向いた小さな鼻などがあるほか,多毛,青色強膜,臍ヘルニア,脳梁欠損などを合併するが,呼吸不全を繰り返し早期に死亡する予後不良の症候群である。
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