Japanese
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特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅱ腎外傷
腎皮下損傷の治療方針とその実際
The Principle of Treatment and Clinic of Subcutaneous Renal Injury
志田 圭三
1
,
島崎 淳
1
Keizo Shida
1
,
Jun Shimazaki
1
1群馬大医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Gunma University
pp.80-84
発行日 1968年12月25日
Published Date 1968/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200568
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腎臓は2つ(1対)ある。従つて,外傷で一側の腎が破裂したならば直ちに腎剔除を行なうべきであり,またこれが最も安全な対策であると述べる臨床医がかなり多い。また,一方,腎は実質性臓器で治癒傾向が大であるから,かなりの損傷も対症療法で処理することができると対照的な見解を述べている向きも少なくはない。このような見解の相違を統一し,臨床の実際に当り,直ちに指針として用いられる決定的な見解を述べることが本稿の責であろうと考えられる。
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