Urological Letter
外尿道括約筋形成術の経験/双角子宮と先天性扁腎欠損,他
pp.938
発行日 1967年11月20日
Published Date 1967/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200287
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最近Roy Petersen術式で括約筋形成術を3例経験した。Dr.Petersen’s術式はBulbous urethiaを露出し,盤痕組織を切除し外尿道括約筋の両切断端を吻合するのである。
これら3例のうちの1例はprivate patientであつたし,他の2例はcounty Hospitalの患者であつた。3例とも前立腺のTUR後のincontinent患者であつた。第1例は現在形成術後5カ月たつている。留置カテーテルは入れないで,suprapubicに尿をドレナージしておいて,形成術後尿道の創は完全に一次的に縫合した。術後約1カ月でObstructiveDiaphragmaは恥骨上式に破られなければならなかつた。術前の状態と較べて尿を溜めておく能力は,この患者の場合は改善がみられなかつた。
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