病院めぐり
岩手医科大学泌尿器科
高田 亮
1
1岩手医科大学泌尿器科
pp.367
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103200
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本講座は,1966年(昭和41年)4月に岩手医科大学皮膚科泌尿器科講座から分離独立して開講しました。初代大堀勉教授(前岩手医科大学理事長),二代目久保隆教授を経て,1996年(平成8年)4月より藤岡知昭教授が先頭に立ち,現在の体制で運営されています。独立当時は教授と医局員わずか7名からのスタートでしたが,現在では現役医局員45名,同門会員81名で計126名の大所帯となりました。最近は講座のよき伝統を踏襲しつつも,泌尿器癌の遺伝子分野の研究やオーダーメイド医療の可能性について研究を進め,遺伝子治療やゲノム医療の実践を目標に,新しい時代の泌尿器科を目指して講座を発展させております。
大学付属病院泌尿器科の2012年外来患者は1日平均92.9名,入院患者は延べ1,387人でした。ESWLを除く手術件数は270件で,主な手術はTUR-Btや膀胱全摘除術,腎摘除術などの癌関連手術ですが,専門分野を問わず幅広く行っております。岩手県は慢性腎疾患も泌尿器科が中心となって診療しているため,透析も診療の大きな柱となっております。
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