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新薬治験
Furosemide(Lasix)の尿路結石に対する臨床使用成績
CLINICAL EXPERIENCE OF FUROSEMIDE (LASIX) ON URINARY LITHIASIS
瀬川 昭夫
1
,
内山 記世之
1
,
千田 八朗
1
Akio SEGAWA
1
,
Kiyoshi UCHIYAMA
1
,
Hachiro SENDA
1
1名古屋大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, School of Medicine, Nagoya University
pp.389-397
発行日 1967年4月20日
Published Date 1967/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200155
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最近,激増している尿路結石症は,泌尿器科領域で極めて重要な問題であり,これらに対して非観血的治療法が種々発表されている。再発率が比較的高く,さらに結石発生機序がまだ解明されていない今日,腎機能の著明な低下をきたさぬ限り,これらの諸方法は極めて合理的な治療法であろう。
これらの1方法として,利尿効果は極めて高いが,一方,血液電解質,あるいは腎機能に及ぼす影響が少なく,さらに長期間投与が可能と云われるFurosemide(Lasix)Rを日本ヘキスト社より提供されたので,尿路の小結石に使用し,良好な成績を得たので報告する。
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