薬の臨床
晩期妊娠中毒症に対するFurosemideの使用経験
福田 透
1
,
清水 働
1
,
松川 高
1
Toru Fukuda
1
1信州大学医学部産婦人科教室
pp.541-543
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203903
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はじめに
晩期妊娠中毒症(以下中毒症と略)に対しては,各方面から現在もなお多くの治療が試みられつつあり,各種新製剤の登場により治療成績の向上が認められている。
我々も今日まで数度にわたり中毒症に対する各種薬剤の臨床成績につき報告して来たところであるが,今回はさらにAnthranil酸誘導体の利尿剤Furosemide (Lasix)錠を試用する機会を得たので,その成績を報告する。
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