Japanese
English
新薬治験
前立腺炎に対する花粉製剤セルニルトンの使用経験
CLINICAL EVALUATION OF "CERNILTON" ON CHRONIC PROSTATITIS
大越 正秋
1
,
河村 信夫
1
,
長久保 一朗
1
Masaaki OHKOSHI
1
,
Nobuo KAWAMURA
1
,
Ichiro NAGAKUBO
1
1慶応義塾大学泌尿器科学教室
1Department of Urology, Faculty of Medicine, Keio University
pp.73-77
発行日 1967年1月20日
Published Date 1967/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200084
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.緒言
慢性前立腺炎および精のう腺炎は,患者の訴えのなかなか除かれぬ病気,として知られている。今日,この2つの疾患の定義がまだ明確に定められていないため,その中には多くのprimarypsychosomatic originのものも含まれている可能性がある。
1960年デンマークのAsk-Upmarkは花粉製剤が,前立腺炎に有効であることを報告した。その作用機序は明らかでないが,細菌発育阻止,強壮作用,脱感作用等が考えられている。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.