Japanese
English
パネルディスカッション
前立腺炎の臨床(1)
PANEL DISCUSSION ON CLINICAL PROBLEM ON PROSTATIS (1)
大越 正秋
1
,
舟生 富寿
2
,
斯波 光生
3
,
西浦 常雄
4
,
豊田 泰
5
,
稲田 俊雄
6
,
河村 信夫
1
,
水谷 栄之
4
,
山本 隆司
4
,
田原 達雄
4
,
河田 幸道
4
,
島野 栄一郎
4
,
宮村 隆三
4
,
大塚 晃
3
,
南 茂正
3
,
上戸 文彦
7
,
井川 欣市
8
,
長久保 一朗
1
Masaaki OHKOSHI
1
,
Tomihisa FUNYU
2
,
Teruo SHIBA
3
,
Tsuneo NISHIURA
4
,
Yasushi TOYOTA
5
,
Toshio INADA
6
,
Nobuo KAWAMURA
1
,
Hideyuki MIZUTANI
4
,
Ryuji YAMAMOTO
4
,
Tatsuo TAHARA
4
,
Kodo KAWATA
4
,
Eiichiro SHIMANO
4
,
Ryuzo MIYAMURA
4
,
Akira OHTSUKA
3
,
Shigemasa MINAMI
3
,
Fumihiko KAMITO
7
,
Kinichi IKAWA
8
,
Ichiro NAGAKUBO
1
1慶応義塾大学
2弘前大学
3札幌市立病院
4東京大学分院
5東京逓信病院
6東京医歯科大学
7北海道大学
8自衛隊札幌病院
pp.9-15
発行日 1968年1月20日
Published Date 1968/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200324
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司会 では前立腺炎の臨床についてのパネルディスカツションに入ります。では先ず前立腺炎の診断の問題ですが,西浦先生からどうぞお願いします。
西浦 慢性前立腺炎の症状は,第1表のごとく漠然としたものが多く,触診所見でも大きな場合と小さな場合があり,硬度は瘢痕や癌と区別しにくく,圧痛も直腸痛と区別しにくい場合があります。前立腺液中の膿球数が多くの人々によつて前立腺炎の診断の根拠となつておりますが,その正常値の限界については全く一致した線が見られておりません(第2表)。O'Schaughnessy等は正常人でも膿球数が著るしく多く認められるものが少なくないとし,前立腺炎の診断,ひいてはその診断に基づいた治療成績に疑問を呈しております。
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