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手術手技 女性泌尿器関連の手術―基本手技とコツ・1【新連載】
膀胱瘤―潜在性軟産道損傷としての見方からA-TVMによる治療を考える
Surgical treatment for cystocele, selection of A-TVM from the view point as latent damages of soft parturient canal
辻 芳之
1
Yoshiyuki Tsuji
1
1神戸アドベンチスト病院産婦人科
キーワード:
膀胱瘤
,
TVM
,
軟産道損傷
Keyword:
膀胱瘤
,
TVM
,
軟産道損傷
pp.313-319
発行日 2014年4月20日
Published Date 2014/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103553
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要旨 前方下垂である膀胱瘤はしばしば子宮頸部の延長下垂を伴い,過去の経腟分娩時の産道損傷が関連する。そこで,分娩時の児が産道を通過するときの骨盤内結合識に与えるストレスを検討した。その結果,A-TVM選択は妥当であるが,手術治療要点は脱の力の作用点の位置や骨盤軸との関係を自然な状態に近づけること,子宮摘出を含めた組織の切除や損傷を避け,無理に挙上しようとして不自然な張力を与えないことであると論じた。
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