Japanese
English
綜説
骨盤臓器脱に対するtension-free vaginal mesh(TVM)手術
Tension-free vaginal mesh(TVM)reconstruction for pelvic organ prolapse
高橋 悟
1
Satoru Takahashi
1
1日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野
1Department of Urology, Nihon University School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
内骨盤筋膜
,
膀胱瘤
,
下部尿路症状
Keyword:
内骨盤筋膜
,
膀胱瘤
,
下部尿路症状
pp.271-280
発行日 2008年4月20日
Published Date 2008/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101481
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要旨 非吸収性プロリンメッシュを用いた骨盤臓器脱手術(tension-free vaginal mesh:TVM)法は,2000年に発足したフランスのThe TVM Groupにより開発された。筋膜や靱帯を利用した従来の手術法と比較して再発率が低く,低侵襲という特徴を有する。われわれの施設ではこれまでに250例を超えるTVM手術を施行し,現在まで良好な治療成績を得ている。本稿では,骨盤臓器脱の病態とTVM手術の実際の手技を中心に,その現状と課題について概説した。
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