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特集 神経因性膀胱
脊髄損傷による神経因性膀胱―診療のコツとポイント
An art and point of the treatment for neurogenic bladder due to spinal cord injury
田中 克幸
1
Katsuyuki Tanaka
1
1神奈川リハビリテーション病院
キーワード:
神経因性膀胱
,
脊髄損傷
,
コツとポイント
Keyword:
神経因性膀胱
,
脊髄損傷
,
コツとポイント
pp.227-233
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103459
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要旨 脊髄損傷者にとって排尿管理は極めて重要であり,健康の維持のみならず社会生活を含めた生活の質にも大きく影響を及ぼす重大事である。しかし,泌尿器科医にとっては脊髄損傷者の排尿障害を診ることはそれほど多いことではなく,経験不足からくる自信のなさがゆえに適切な対応ができないことも多いのではなかろうか。そこで本稿では,排尿管理において重要と思われる診療の要点をいくつか紹介する。患者の生活環境をよく把握すること,膀胱内圧曲線のパターンを理解して膀胱の低圧化をはかること,自律神経過緊張反射という脊髄損傷に特有の異常反射を理解しておくこと,などである。
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