小さな工夫
皮膚切開におけるアドレナリン加リドカインによる局所麻酔
古野 剛史
1
,
飴田 要
1
1北海道泌尿器科記念病院
pp.793
発行日 2012年9月20日
Published Date 2012/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102909
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当院では腹腔鏡手術,腹腔鏡下小切開手術,経皮的尿路結石破砕(PNL)など,鏡視下手術を多く行っている。低侵襲手術としてだけではなく,創をめだたなくするため皮下埋没縫合を行っている。われわれは手術時の切開創の出血を抑えよりきれいな創縁を保つためアドレナリン加リドカイン局所麻酔を使用しており,方法,利点について報告する。
方法 小切開手術の場合は7cmの創に対して5~10mlの20万倍アドレナリン加1%リドカインを皮下注射する。腹腔鏡ポートもしくはPNLの穿刺ラインについては,筋層から皮下にかけて3~5ml局注する。その後の皮膚切開は通常通りメスにて行う。
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