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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法
020 泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全
Peritonitis and anastomotic leakage after the operation
高山 仁志
1
,
野々村 祝夫
1
Hitoshi Takayama
1
,
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科)
pp.120-122
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102679
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[1]はじめに
泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全の頻度は低いが,いったん発症すると重篤となり,緊急に対処が必要となる場合もあり,また生命を脅かすこともある合併症である。術後早期の腸管縫合不全による消化管瘻は約5%に認められると報告されている。縫合不全の症状は急性腹膜炎の症状を呈することが多く,急性腹膜炎の診断・治療を理解して対処することが重要である。
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