Japanese
English
特集 縫合不全
胃手術後の縫合不全
Leakage at the suture lines after gastricsurgery
信田 重光
1
,
渡部 洋三
1
,
津田 英彦
1
,
池口 祥一
1
Shigemitsu SHIDA
1
1順天堂大学医学部外科学教室
pp.805-811
発行日 1970年6月20日
Published Date 1970/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205123
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胃の手術に際して,もつとも重要な合併症として縫合不全による腹膜炎があげられる.近年,抗生物質,麻酔,術前,術後管理の進歩などにより,高齢者への手術適応範囲がかなり拡大してきたけれども,高齢者に術後,縫合不全が起こると,死に至る危険が大きく,本症は外科臨床上もつとも注意すべき合併症といえよう.以下教室において経験した胃手術後の縫合不全例を臨床的に分析し,その対策を考察したい.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.