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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・16
後腹膜リンパ節郭清術
Retroperitoneal lymph node dissection
野々村 祝夫
1
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学
キーワード:
精巣腫瘍
,
後腹膜リンパ節郭清術
,
射精機能温存
Keyword:
精巣腫瘍
,
後腹膜リンパ節郭清術
,
射精機能温存
pp.309-317
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903534
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進行性精巣腫瘍に対する後腹膜リンパ節郭清術(RPLND)はその治療上非常に重要な位置を占めている。本手術の必要性は1)病理学的staging,2)治療効果の判定と残存腫瘍細胞の検索,3)腫瘍(特にteratoma)に対する外科的完全切除の3点に集約される。従来の手術術式では,高頻度に射精障害を生じるが,射精神経を温存する術式の導入により,患者のQOLの向上が期待できる。本稿では,standardなRPLNDの術式を中心に射精神経温存RPLNDの術式の要点を紹介する。
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