Japanese
English
特集 進行性腎癌に対する分子標的治療薬・薬剤選択ガイド
分子標的治療の副作用マネージメントの要点は?
Targeted agents for RCC:the adverse effects and their management
湯浅 健
1,2
,
高橋 俊二
2
Takeshi Yuasa
1,2
,
Shunji Takahashi
2
1公益財団法人がん研有明病院泌尿器科
2公益財団法人がん研有明病院化学療法科
キーワード:
腎癌
,
分子標的治療
,
副作用
Keyword:
腎癌
,
分子標的治療
,
副作用
pp.77-82
発行日 2012年1月20日
Published Date 2012/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102596
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 血管新生阻害剤ソラフェニブとスニチニブが2008年に転移性腎細胞癌患者に対する治療薬として厚生労働省に承認され,分子標的治療時代が開幕した。2010年にはmTOR阻害薬であるエベロリムスとテムシロリムスが承認され,現在は4剤の分子標的治療薬の投与が可能となった。優れた治療効果がみられる一方で,従来の治療薬とはまったく異なった多種多様な副作用が発現することから,他科とも綿密に連携することはもとより,薬剤師,看護師を含めたチーム医療を中心として観察・治療していくことが肝要であると考えられている。本稿では分子標的治療の副作用マネージメントの要点について私見を交えて解説する。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.