Japanese
English
珍しい外陰部疾患・3
尿道損傷
urethral injury
三木 誠
1
,
相沢 卓
2
1新宿石川病院
2東京医科大学
pp.804-805
発行日 2011年10月20日
Published Date 2011/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102505
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- Abstract 文献概要
膀胱損傷に比べれば,尿道損傷が圧倒的に多く,泌尿器外傷の約50%が尿道損傷であり,その大部分は男性に起きる。尿道損傷の原因としては,医原性(手術やカテーテル操作時)と交通事故や労働災害によるものが多く,特に多いものに騎乗型損傷,すなわちものに跨る形で会陰部を直接打撃して起きる損傷が多い。また最近は老人施設などで,バルーンカテーテルを長期留置したために,尿道腹側に阻血による瘻孔が起きる例も増えている。
前部尿道では球部尿道損傷が多く,騎乗型損傷である。後部尿道損傷では膜様部損傷が多く,ほとんどが骨盤骨折に併発する。女性では分娩時にごくまれに裂創が生じることがある。
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