特集 人工知能を活用した透析医療の最適化
5.バスキュラーアクセス管理における人工知能の意義―臨床現場への実装と実用化の現状
長沼 俊秀
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1大阪公立大学大学院医学研究科泌尿器病態学(人工腎部)
キーワード:
バスキュラーアクセス
,
AI
,
血液透析
Keyword:
バスキュラーアクセス
,
AI
,
血液透析
pp.145-152
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003726
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血液透析治療の成否は,安定したバスキュラーアクセス(VA)の確保と適切な管理に大きく依存する.VA狭窄や閉塞は治療効率の低下や合併症,予後悪化につながるため,早期診断と介入が不可欠である.近年,人工知能(AI)技術の進展により,画像解析,音響解析,リスク予測モデル,リモートモニタリング,音声認識などを活用したVA管理の高度化が進んでいる.AIは診断の客観性や再現性を高め,熟練度依存や評価のばらつきといった従来の課題を補完する可能性を有する.本稿では,VA管理におけるAI応用の現状と具体例を概説し,その意義と将来展望,ならびに臨床実装に向けた課題について論じる.

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