病院めぐり
川崎医科大学附属病院泌尿器科
常 義政
1
1川崎医科大学附属病院泌尿器科
pp.695-696
発行日 2010年8月20日
Published Date 2010/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102110
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川崎医科大学附属病院は,岡山県の倉敷市にあります。病床数は1,182床で,高度医療を提供する特定機能病院,地域がん診療連携拠点病院です。今年で開設40周年を迎えますが,開院以来,救急医療に力を入れ,県内唯一の高度救命救急センターを開設し,2001年4月からはドクターヘリ(岡山県事業)の運用が始まり,地域医療にも大きく貢献しています。
川崎医科大学泌尿器科の歴史は1972年4月に初代教授に大森弘之先生が就任されて始まりました。1978年3月より田中啓幹先生が第二代教授に就任され,2002年3月まで24年間にわたり教室を運営され,病院の活性化にも貢献されました。一期生から多くの入局者を迎え,今の教室の歴史が作られました。第三代教授は藤澤正人先生(2002年12月~2005年3月),そして,2006年1月より永井 敦が第四代教授として就任しました。永井教授就任時には,総勢4人からのスタートでした。医局員の確保をトッププライオリティに掲げ,まず教室内のムードを活性化することに全力を挙げました。診療面では医療機器の刷新に力を注ぎ,ハイビジョン腹腔鏡システム,ホルミウムヤグレーザーなどの最新手術器具を導入,検査機器も充実させました。その結果,2007年には手術件数が年間700件を超えるようになりました。明るい医局をモットーに,学生達とも時間の許す限り懇親の場を持ちました。おかげ様で,昨年は当科で初の女性の入局者を迎え,また今年度は3名の新入局者を得て,現在10名のスタッフになりました。さらに,研修医にも入局予定者を控え,ますます元気な医局を目指しています。
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