特集 バスキュラーアクセス-作製・管理・修復の基本方針 2nd Edtion
第5章 穿刺法と管理の実際 1 アクセス穿刺と消毒
秋葉 隆
1
1 東京ネクスト内科・透析クリニック,青淵学園東都大学
キーワード:
アクセス
,
穿刺
,
消毒
,
血液回路
,
安全針
Keyword:
アクセス
,
穿刺
,
消毒
,
血液回路
,
安全針
pp.797-802
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002199
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・穿刺時には,バスキュラーアクセスの状態を「見て」「聞いて」「触って」異常のないことを確認する.
・動脈側穿刺では血管走行,深さ,太さ,硬さなどを確認して, 穿刺針の先端位置を決定する.静脈側穿刺は再循環を避けるため動脈側とできるだけ離して穿刺する.
・穿刺針と血液回路の接続時には,抜針事故や回路離脱のないように穿刺針の固定,血液回路の接続・固定に注意を払う.
・抜針事故は圧倒的に静脈側に多いので,ループ固定法等の工夫をする.
・穿刺前の皮膚消毒,カテーテル挿入時および維持中の皮膚消毒は,CHG含有アルコール製剤が推奨される.
・透析用カテーテルを回路に接続する時に使用する消毒薬は,カテーテルの材料に適合したものを用いる.
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