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特集 泌尿器科検査のここがポイント
J 核医学的検査
副腎シンチグラフィ
Q60 副腎シンチグラフィの種類と適応,方法,基本的読影法について教えてください。
Adrenal scintigraphy
石戸谷 滋人
1
Shigeto Ishidoya
1
1東北大学医学部泌尿器科
キーワード:
アドステロール
,
MIBG
Keyword:
アドステロール
,
MIBG
pp.234-236
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101995
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要旨 副腎シンチグラフィは,使用する核種と検査内容によって副腎皮質シンチグラフィと副腎髄質シンチグラフィとに大別される,臨床上重要な副腎核医学検査である。
副腎皮質シンチグラフィは,RI標識したコレステロールの副腎皮質への取り込み度合い(集積)を画像化する検査法である。患側の集積増強だけでなく対側の集積抑制も重要な所見となる。使用する核種は131I-アドステロール®で,クッシング症候群,サブクリニカルクッシング症候群の診断に主として用いられる。
副腎髄質シンチグラフィは交感神経終末細胞の中のクロム親和性細胞へ特異的に取り込まれる131I-MIBGを用いることにより,副腎原発褐色細胞腫や(副腎外)パラガングリオーマを描出する検査法である。
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