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特集 泌尿器科検査のここがポイント
J 核医学的検査
腎シンチグラフィ
Q59 腎シンチグラフィの種類と適応,方法,基本的読影法について教えてください。
Renoscintigraphy
石戸谷 滋人
1
Shigeto Ishidoya
1
1東北大学医学部泌尿器科
キーワード:
レノグラム
,
MAG3
,
DMSA
Keyword:
レノグラム
,
MAG3
,
DMSA
pp.230-233
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101994
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要旨 腎シンチグラフィは,使用する核種と検査内容によって動態シンチグラフィと静態シンチグラフィとに大別される。
腎動態シンチグラフィはRIを注入直後より腎~尿管を経時的に連続撮像する検査法で,使用する核種は99mTc-MAG3と99mTc-DTPAの2種類がある。いずれもレノグラムにより,血管相,分泌相,排泄相を描出して,腎機能や上部尿路の閉塞の有無を左右別に表示する。さらにMAG3では有効腎血漿流量を,DTPAでは糸球体濾過率を知ることができる。
腎静態シンチグラフィは核種として99mTc-DMSAを用い,分腎機能検査として皮質の形態把握(腎瘢痕の有無)と機能の定量評価(摂取率をカウント)が可能である。
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