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特集 泌尿器科検査のここがポイント
E 内視鏡的検査
膀胱尿道鏡
軟性鏡での観察
Q29 軟性鏡の効率よく系統だった観察方法を教えてください。
Technique for flexible cystoscopy
石川 悟
1
Satoru Ishikawa
1
1日立総合病院泌尿器科
キーワード:
軟性膀胱鏡
Keyword:
軟性膀胱鏡
pp.116-119
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101959
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要旨 軟性膀胱鏡検査の基本手技について述べる。灌流液は生理的食塩水を用い,患者は仰臥位とする。内視鏡は利き手に持ち,ゼリーの尿道内への注入は必要ない。尿道内で内視鏡を進める場合は,尿道内腔が必ず画面の中央に来るように屈曲・回転させる。まず右の尿管口をダウンで観察,尿管間靱帯に沿って左尿管口を観察する。尿管口がみつかりにくい場合は,頂部の気泡や頸部を目安にオリエンテーションをつける。軟性鏡に不慣れな人は内視鏡の屈曲・挿入・回転を別々に行うとよい。“見返り”で膀胱頸部や三角部を観察する。血尿が強い場合は気体を注入する。ビデオ内視鏡や内視鏡用カメラヘッドを使えば画像の記録・保存は容易である。
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