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編集後記
藤岡 知昭
pp.384
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101744
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今月号の特集は,「泌尿器科の癌薬物療法」です。進行性腎細胞癌,膀胱癌,前立腺癌,精巣腫瘍および緩和医療において,それぞれ,分子標的薬とサイトカイン療法の役割分担,標準療法としてのBCGおよびMVAC,ホルモン療法非依存性癌の化学療法,poor risk症例における標準治療および鎮痛剤と睡眠剤の使い分けの臨床的な疑問に応える形式で,経験豊富な各2施設からの先生に執筆をお願いしました。いずれの論文も,臨床的な観点より問題が提起・整理され,重要な治験・示唆を与えてくれる内容で,日常診療に直結する力作であると思われます。その他,興味深い症例報告が1編です。
先日,鹿児島市で開催された「第18回 泌尿器科分子・細胞研究会(会長:中川昌之教授)」に参加しました。研究会は,日本泌尿器科学会の基礎研究領域を網羅しているといえる活発で質の高いもので,大盛況であったことはいうまでもありません。
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